板海苔の誕生
江戸時代になると養殖技術が確立し、東京湾で採れた海苔(紫菜)を和紙の製紙技術を用いて紙状に加工するようになり、現在市販されている板海苔が完成する(これに対して乾燥させない海苔は生海苔と呼ばれる)。なお江戸の海苔の代表とされる浅草海苔に関しては諸説あるが、岡村金太郎著『浅草海苔』(1909年)においては、遅くとも長禄年間(1457~1459年)頃まで遡らせる説が提示されている。
海苔が使われている食品には『磯辺』と表現され、また産地には『磯辺』、『石部』、『磯部』、『石辺』(何れも『いそべ』と読む)などの地名を見ることが出来る。
海苔の養殖は江戸時代には始まっていたことが確認される。江戸時代後期には大森(現在の東京都大田区大森)の海苔養殖技術が諏訪海苔商人を介して全国に伝わった。海苔の生態が判らなかったため経験則を頼りとしており、その不安定な生産高から「運草」とも呼ばれていた。しかし昭和24年(1949年)にイギリスのドリュー女史(Dr. Kathleen Mary Drew Baker 1901年-1957年9月14日)が海苔の糸状体を発見し、それまで不明であった海苔のライフサイクルが解明され、不確実な天然採苗に代わる人工採苗を実用化し、養殖が可能な地域の拡大にも繋がった。
秋、海水温度が約20℃の時、河口近くの海にノリヒビを設置する。(ノリヒビとは、養殖ノリを付着し、成長させる道具。昔は木や竹ヒビが使われた。現在は網ヒビが主流。)
ノリヒビに、胞子が付着し、発芽・成長してノリになる。そして、葉状に成長したノリを冬に収穫する。
世界の海苔
海苔は日本のほか、中国、韓国、イギリス、ニュージーランドで養殖もされている。一時はアメリカでも養殖されていたようである。
イギリス品種であるLaverは、イギリスのウェールズ南部地方で古くから食用にされている。Laverを茹でてペースト状にしたものがLaverbreadと呼ばれる物で、そのままパンに塗ったり、油で揚げるなどして食べられている。Laverbreadは日本で言う「珍味」の類であり、同じウェールズでも北部山岳地方ではその存在を知らない人も多く、現地でも決してポピュラーな食べ物ではない。
海苔の大消費地である日本は輸入枠を割り当て制にしており、従来は韓国にのみに輸入枠が割り当てられていたが、2003年に中国から輸入枠の割り当て申請があり、自国の輸入枠減少を恐れた韓国が日本の海苔市場の自由化を要求、2004年、最終的にWTOへ協定違反として提訴している。日本における水産物輸入枠割当制度は他国にない制度であり、WTOの紛争処理小委員会(パネル)が「クロ」と裁定する可能性は高く、海苔で敗訴すれば他の水産物輸入枠割当制への影響は必至と見られたために、日本は韓国への海苔輸入枠割当を大幅に増やすことで妥協を図った結果、韓国は2006年1月に提訴を取り下げた。韓国からの海苔の輸入枠は2015年までに順次増えてゆき、最終的には2004年の5倍、市場占有率にして7倍までに拡大されることになった。しかしながら世界的なすしブームや国内需要の増勢の結果、近年の対日輸出実績は割り当て枠を下回る状態となっている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
板のようなのりはいつから作られ、利用されるようになったのでしょうか。
江戸時代になると養殖技術が確立し、東京湾で採れた海苔(紫菜)を和紙の製紙技術を用いて紙状に加工するようになり、現在市販されている板海苔が完成する(これに対して乾燥させない海苔は生海苔と呼ばれる)。なお江戸の海苔の代表とされる浅草海苔に関しては諸説あるが、岡村金太郎著『浅草海苔』(1909年)においては、遅くとも長禄年間(1457~1459年)頃まで遡らせる説が提示されている。
海苔が使われている食品には『磯辺』と表現され、また産地には『磯辺』、『石部』、『磯部』、『石辺』(何れも『いそべ』と読む)などの地名を見ることが出来る。
海苔の養殖は江戸時代には始まっていたことが確認される。江戸時代後期には大森(現在の東京都大田区大森)の海苔養殖技術が諏訪海苔商人を介して全国に伝わった。海苔の生態が判らなかったため経験則を頼りとしており、その不安定な生産高から「運草」とも呼ばれていた。しかし昭和24年(1949年)にイギリスのドリュー女史(Dr. Kathleen Mary Drew Baker 1901年-1957年9月14日)が海苔の糸状体を発見し、それまで不明であった海苔のライフサイクルが解明され、不確実な天然採苗に代わる人工採苗を実用化し、養殖が可能な地域の拡大にも繋がった。
秋、海水温度が約20℃の時、河口近くの海にノリヒビを設置する。(ノリヒビとは、養殖ノリを付着し、成長させる道具。昔は木や竹ヒビが使われた。現在は網ヒビが主流。)
ノリヒビに、胞子が付着し、発芽・成長してノリになる。そして、葉状に成長したノリを冬に収穫する。
世界の海苔
海苔は日本のほか、中国、韓国、イギリス、ニュージーランドで養殖もされている。一時はアメリカでも養殖されていたようである。
イギリス品種であるLaverは、イギリスのウェールズ南部地方で古くから食用にされている。Laverを茹でてペースト状にしたものがLaverbreadと呼ばれる物で、そのままパンに塗ったり、油で揚げるなどして食べられている。Laverbreadは日本で言う「珍味」の類であり、同じウェールズでも北部山岳地方ではその存在を知らない人も多く、現地でも決してポピュラーな食べ物ではない。
海苔の大消費地である日本は輸入枠を割り当て制にしており、従来は韓国にのみに輸入枠が割り当てられていたが、2003年に中国から輸入枠の割り当て申請があり、自国の輸入枠減少を恐れた韓国が日本の海苔市場の自由化を要求、2004年、最終的にWTOへ協定違反として提訴している。日本における水産物輸入枠割当制度は他国にない制度であり、WTOの紛争処理小委員会(パネル)が「クロ」と裁定する可能性は高く、海苔で敗訴すれば他の水産物輸入枠割当制への影響は必至と見られたために、日本は韓国への海苔輸入枠割当を大幅に増やすことで妥協を図った結果、韓国は2006年1月に提訴を取り下げた。韓国からの海苔の輸入枠は2015年までに順次増えてゆき、最終的には2004年の5倍、市場占有率にして7倍までに拡大されることになった。しかしながら世界的なすしブームや国内需要の増勢の結果、近年の対日輸出実績は割り当て枠を下回る状態となっている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
板のようなのりはいつから作られ、利用されるようになったのでしょうか。